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湯の山温泉 素粋居に行ってきました!

湯の山温泉 素粋居に行ってきました!

皆様、こんにちは!

シンプル工務店

見積もり・インテリア担当の近藤です!

 

 

先日、三重県多気町にある

「湯の山温泉 素粋居(そすいきょ)」に

行ってきました!

 

“VISON(ヴィソン)”エリアの

一角にあるこの宿は、

建築家・伊礼智氏が設計した、

自然と調和する上質な空間で、

無垢の木材や和紙、珪藻土などの素材が

丁寧に使われており、

「泊まる」ではなく

「暮らすように過ごす」ことを大切にした

設計が特徴です。

 

今回、宿の中で印象的だった

3つの空間の工夫を

建築の視点からご紹介します。

 

 

木の温もりに包まれたリビング空間は、

実際の面積以上に広がりを感じさせる設計が

なされています。

 

縦板張りの壁は視線を上方向に誘導し、

天井の高さを際立たせており、

空間に圧迫感を感じないような設計が

されていました。

 

さらに興味深かったのが、

天井に扉のレールだけを設けた設計です。

あえて扉本体を取り付けず、

開け放った状態を前提とすることで、

視線が奥まで抜けて開放感が保たれるように

なっていました。

 

 

リビング横の和室は、引き戸で

仕切ることができる造りになっています。

扉を閉じれば個室として、

開け放てばリビングと一体化した空間として

活用できる構成です。

 

扉が壁の中にすっきりと収まるように

設計されており、

使っていないときは存在を感じさせない

工夫がありました。

暮らしのシーンに応じて

フレキシブルに変化する、

日本らしい空間使いが感じられました。

 

 

細部にまで目が行き届いた空間設計で、

特に印象に残ったのが

カーテンレールの納まりです。

 

一般的には壁や天井から

飛び出すことが多いカーテンレールですが、

ここでは窓枠の内側に完全に隠すことで、

視界が非常にすっきり。

そのおかげで窓の外の自然がより引き立ち、

室内と外の境界が曖昧になるような、

穏やかで心地よい空間が生まれていました。

 

 

 

素朴さと上質さが同居する

「素粋居」での滞在は、

ただ癒されるだけでなく、

空間づくりの考え方にも多くのヒントがあり、

これからの提案や設計にも

活かせる部分がたくさんありました。

 

宿だけではなく、

質の高いサービスも受けることが出来るので、

皆様もぜひ足を運んでみてください!

 

それでは、また!

 

 

 

近藤

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