BLOG

工務ブログ

家づくりの土台「基礎工事」ってなに?

家づくりの土台「基礎工事」ってなに?

こんにちは!

シンプル工務店 現場監督の田島です。

 

本日は基礎工事についてお話ししたいと

思います!

 

皆さま「基礎工事(きそこうじ)」

という言葉を耳にしたことはありますか?

家づくりにおいて欠かせない工程の1つで、

文字通り「家の土台」となる部分を

つくる工事です。

 

普段の生活では

なかなか目にする機会が少ないため、

イメージしにくいかもしれません。

 

でも基礎工事がしっかりしていないと、

いくら立派な建物を建てても

長持ちしません。

 

今回はそんな基礎工事について、

現場監督の立場から

わかりやすくご紹介します。

 

 

基礎工事の役割とは?

家はとても重たいものです。

木造住宅でも、屋根・壁

床・家具などを合わせると

数十トンもの重さになります。

 

その重さをしっかりと地面に伝えて

支えるのが「基礎」の役割です。

 

もし基礎が弱ければ、家が傾いたり、

地震で揺れたときに

大きな被害につながる恐れがあります。

 

つまり、基礎は家の

“安全ベルト”のような存在なのです。

 

 

基礎工事の流れ

基礎工事は、大きく分けると

以下の流れで進みます。

  1. 掘削(くっさく)
    建物の形に合わせて地面を掘ります。地盤調査で確認した深さまで掘ることで、強い地面にしっかりと基礎を載せられるようにします。
  2. 砕石敷き・転圧(さいせきしき・てんあつ)
    掘った部分に砕石(小さな石)を敷き、重機でしっかり押し固めます。これにより、基礎の下が安定し、地面からの湿気も防ぐことができます。
  3. 防湿シート・捨てコンクリート
    地面からの湿気を防ぐためにシートを敷き、その上に薄いコンクリートを流します。これは「捨てコン」と呼ばれ、基礎の正確な位置を出すための下地になります。
  4. 鉄筋組み
    家の骨格を守るために鉄筋を組み立てます。鉄筋はコンクリートと一体化して、地震や荷重に強い基礎をつくります。
  5. 型枠・コンクリート打設
    基礎の形をつくるための型枠を組み、その中にコンクリートを流し込みます。コンクリートが固まると、いよいよ家の土台が完成します。

よくある質問

「基礎は全部一緒なの?」
実は「ベタ基礎」と「布基礎」

という種類があります。

現在は耐震性やシロアリ対策の観点から

「ベタ基礎」が主流になっています。

 

「工事はどれくらいかかるの?」
天候にもよりますが、一般的な木造住宅で

2〜3週間ほどが目安です。

 

まとめ

基礎工事は、普段完成した家では

見えなくなってしまう部分ですが、

 

家の寿命や安全性を左右する

最も大事な工程です。

現場監督としては

「表には出ないけれど、いちばん気を遣う部分」

と言っても過言ではありません。

 

これから家を建てる方は、

ぜひ基礎工事の段階から

現場をのぞいてみてください。

職人さんの丁寧な仕事ぶりに、

きっと安心できるはずです。

 

 

それでは、また!

 

田島

\ LINE友だち追加で!/施工事例集ダウンロード ご来店予約はこちら